<Header>
<Author: 王維>
<Title: 觀獵>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 獵を觀る >
<BookPage: 214-215>
<UsedPage: 2>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
風勁角弓鳴，
將軍獵渭城。
草枯鷹眼疾，
雪盡馬蹄輕。
忽過新豐市，
還歸細柳營。
迴看射鵰處，
千里暮雲平。
<End Poem>
<Translation>
北風が強く吹きつけて、弓音が高く鳴っている。將軍が數名の部下をひきつれて、 渭城の附近で狩りをしているのだ。冬だ。野原の草は枯れはてている。兎や雉など、あわててかくれよぅとするが、深い茂みがとぼしいため、鷹匠の手から飛びたつ鷹の 目をのがれるすべもない。今朝はさいわい数日前の雪も消えて馬のひずめも軽い。同行者はすべて騎乘である。詩人王維も馬上からそれを陪觀している。 
たくさんの獲物に滿足した一行は、それをたずさえて長安の北郊を東へ東へと疾驅しつづけた。そして酒の本場といわれる新豊の市へやってきた。(渭城から新豐までは八、九十キロもあろうか)だが、そこで腰をおちつけるわけではなく、やがて馬をかえして将軍の本陣に歸りついた。まことにすばらしい一日の清遊であった。なんといっても本日第一の手柄は將軍があの大きなしを射とめたことであった。あれはど いであったかと、西の空をふり返って見ると、日はとっぷりと暮れ、 夕雲かな地平線のあたりを低く垂れこめている。 
<End Translation>
<Formatted Translation>
北風が強く吹きつけて、弓音が高く鳴っている。
將軍が數名の部下をひきつれて、 渭城の附近で狩りをしているのだ。
冬だ。野原の草は枯れはてている。
兎や雉など、あわててかくれよぅとするが、深い茂みがとぼしいため、鷹匠の手から飛びたつ鷹の 目をのがれるすべもない。
今朝はさいわい数日前の雪も消えて馬のひずめも軽い。同行者はすべて騎乘である。詩人王維も馬上からそれを陪觀している。 たくさんの獲物に滿足した一行は、それをたずさえて長安の北郊を東へ東へと疾驅しつづけた。
そして酒の本場といわれる新豊の市へやってきた。(渭城から新豐までは八、九十キロもあろうか)だが、そこで腰をおちつけるわけではなく、やがて馬をかえして将軍の本陣に歸りついた。
まことにすばらしい一日の清遊であった。
なんといっても本日第一の手柄は將軍があの大きなしを射とめたことであった。
あれはど いであったかと、西の空をふり返って見ると、日はとっぷりと暮れ、 夕雲かな地平線のあたりを低く垂れこめている。
<End Formatted Translation>